サンフロンティア不動産を最後に、2017年に実施されたPOの結果が全て出揃いました。2017年のデータをまとめてみます。
2017年は、日本株が年間を通して好調だったこともありPO実施企業が前年より大きく増加していました。9月には日本郵政の巨額の株式売出しもあったため、例年に比べるとPOが話題になった年でした。
2017年のPOまとめ
2017年に発表されたPO(海外募集のみは除く)は105件あり、うち青森銀行1件が中止となったので実施されたのは104件でした。
受渡日の始値が公募価格を上回ったケースは79件(全体の76.0%)、平均騰落率は+1.69%でした。
受渡日の始値で売って儲かったランキング
公募株を受渡日の始値で売って儲かった銘柄上位
銘柄 | 公募価格 | 受渡日の始値 | 騰落率 |
ルネサス | 825円 | 955円 | +15.8% |
ドリコム | 2,232 円 | 2,506円 | +12.3% |
スミダ | 1,196円 | 1,340円 | +12.0% |
百五銀行 | 444円 | 492円 | +10.8% |
エスプール | 2,904円 | 3,150円 | +8.5% |
1位となったルネサスエレクトロニクスはディスカウント率が20%以上と大きかったため儲かりました。
3位、5位のスミダコーポレーションとエスプールは、ひふみ投信を運営するレオス・キャピタルワークスが買っていたようです。
受渡日の始値で売って損したランキング
公募株を受渡日の始値で売って損した銘柄上位
銘柄 | 公募価格 | 受渡日の始値 | 騰落率 |
イデア | 1,247円 | 1,081円 | -13.3% |
内外テック | 3,745円 | 3,365円 | -10.1% |
マルコ | 416円 | 381円 | -8.4% |
TOKYO BASE | 3,283円 | 3,050円 | -7.1% |
フジ | 2,432円 | 2,356円 | -3.1% |
1位、3位のイデアインターナショナルとマルコは、SBI証券が主幹事で需給が悪かったです。
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