2020年のPO結果振り返り、受渡日に最も儲かった銘柄と損した銘柄は?

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2020年の公募・売出(PO)結果を振り返り、勝率や平均騰落率、受渡日に最も儲かった銘柄と損した銘柄を確認してみます。

2020年はコロナショックによる大暴落もありましたが、最終的には日経平均株価は前年比16%上昇しました。そのような中で、国内募集のあった公募・売出(PO)は、コロナの影響で4月~6月にかけてPOはほとんどありませんでしたが、9月以降に件数が増え前年の65件よりも多い66件ありました。

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2020年のPO結果まとめ

2020年に国内募集のあったPOは66件あり、そのうち受渡日の始値が発行・売出価格を上回ったケースは40件(勝率は60.6%)、平均騰落率は-0.8%でした。

勝率、平均騰落率ともに悪く、2017年以降だと、平均騰落率がマイナスとなるのは初めてのことです。

悪かったのは、コロナショックの影響で2月後半~3月に受渡日を迎えた銘柄が軒並み大幅にマイナスとなったことが理由です。

受渡日 銘柄名 騰落率
2月26日 オリバー -11.1%
2月27日 東海ソフト -0.6%
2月27日 ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人 -2.4%
3月3日 大和ハウスリート投資法人 -1.3%
3月3日 愛知電機 -11.7%
3月4日 日本プライムリアルティ投資法人 -3.3%
3月5日 日本リーテック 1.3%
3月10日 ケイティケイ -17.1%
3月10日 北越コーポレーション -6.4%
3月11日 一家ダイニングプロジェクト -13.0%
3月13日 カワニシホールディングス -17.0%
3月16日 USEN-NEXT HOLDINGS -16.5%
3月18日 手間いらず -8.1%
3月23日 ヤマエ久野 -2.5%
3月24日 ハイパー -11.1%
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2020年のリートのPO結果

リートに限定してみると、リートのPOは23件あり、そのうち受渡日の始値が発行・売出価格を上回ったケースは19件(勝率は82.6%)、平均騰落率は+2.0%でした。

REIT指数は前年比で16.9%下落していましたが、リートのPOの勝率、平均騰落率はそれほど悪くなかったです。

2020年の貸借銘柄のPO結果

貸借銘柄のPO(PO発表日に売り禁となったものは除く)は29件あり、そのうち受渡日の始値が発行・売出価格を上回ったケースは24件(勝率は82.7%)、平均騰落率は+1.9%でした。

受渡日が2月後半~3月だった銘柄以外はすべてプラスとなっており、安定しています。

2020年の信用銘柄のPO結果

信用銘柄のPO(PO発表日に売り禁となった貸借銘柄も含む)は37件あり、そのうち受渡日の始値が発行・売出価格を上回ったケースは16件(勝率は43.2%)、平均騰落率は-2.9%でした。

コロナショックの影響もあり、厳しい結果でした。

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受渡日の始値で売って儲かったランキング

公募株を受渡日の始値で売って儲かった銘柄上位

銘柄名 騰落率
アサヒグループホールディングス 14.8%
アサンテ 12.3%
ジャパンエクセレント投資法人 7.1%
コンフォリア・レジデンシャル投資法人 6.4%
日本航空 6.1%

受渡日の始値で売って損したランキング

公募株を受渡日の始値で売って損した銘柄上位

銘柄名 騰落率
ケイティケイ -17.1%
カワニシホールディングス -17.0%
USEN-NEXT HOLDINGS -16.5%
一家ダイニングプロジェクト -13.0%
愛知電機 -11.7%

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