2020年8月26日、東証JASDAQ上場フルヤ金属 （7826）が「自己株式の処分及び株式売出し」を発表しました。
フルヤ金属は、122万株の自己株式の処分及び最大18万株のオーバーアロットメントによる売出しに伴う第三者割当による自己株式の処分を行い、金額にして94億円規模の資金調達を実施します。主幹事は三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券です。処分価格等決定日は9月7日(月)から9月9日(水)までのいずれかの日を予定しています。
調達した資金は、つくば工場におけるターゲット（注）量産設備の増設及びそれに伴う工場構内設備に係る設備投資資金、土浦工場におけるルテニウム回収精製設備、イリジウム・ルテニウム回収精製設備及び触媒製造設備の増設に係る設備投資資金や原材料であるPGM確保のための調達資金に加え、財務体質改善を企図した借入金返済資金に充当する予定です。
（注）ハードディスクドライブ等の電子部品、磁気記録媒体及びディスプレイの薄膜形成に使用される高純度ないし合金の貴金属板材です。
9月7日追記
フルヤ金属の処分価格は1株当たり6,422円 （割引率4.01%）、受渡日は9月15日(火)に決まりました。
2023年11月17日追記
【PO】フルヤ金属 （7826）が公募増資及び東証プライムへの市場変更を発表！ | 公募増資・売出し株（PO）をひっそりと (pokabu.net)
公募・売出し（PO）情報
| 銘柄名 | フルヤ金属 |
|---|---|
| コード番号 | 7826 |
| 上場市場 | 東証JASDAQ |
| 新株発行 | 0株 |
| 自己株式の処分 | 1,220,000株 |
| OA売出 | 180,000株 |
| 合計 | 1,400,000株 |
| 希薄化 | 24.4% |
| 売出株数の割合 | 0.0% |
| 仮条件 | 4.0% ～ 7.0% ディスカウント |
| 発行価格決定日 | 9月7日(月)～9月9日(水)のいずれかの日に決定 |
| 条件決定日 | 9月7日(月) |
| 発行価格(ディスカウント率 ) | 6,422円（4.01%） |
| 受渡予定日 | 9月15日(火)～9月17日(木)のいずれかの日 |
| 受渡日 | 9月15日(火) |
| 受渡日始値（発行価格比） | 5,950円（-7.3%） |
| 売出人及び株数 | なし |
幹事
| 証券会社名 | |
| 主幹事 | 三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券 |
| 引受人 | 野村證券 |
| 引受人 | いちよし証券 |
| 引受人 | 岡三証券 |
| 引受人 | ＳＭＢＣ日興証券 |
※auカブコム証券からもお申し込みできます。（8月26日追記）
※岡三オンラインからもお申し込みできます。（9月2日追記）
企業情報
| 事業内容 | 結晶製造容器（るつぼ）、ターゲットなど製造。プラチナ、イリジウム使った金属加工に強み |
|---|---|
| 信用/貸借 | 信用 |
| 株主優待 | なし |
投資指標
2020年8月26日時点
| 株価 | 7,750円 |
|---|---|
| 時価総額 | 563億円 |
| PER | 15.33倍 |
| PBR | 3.10倍 |
| 配当利回り | 1.03% |
フルヤ金属のPO評価（管理人の参加について）
フルヤ金属が自己株式の処分を発表しました。1株利益の希薄化や株式需給の悪化が懸念されます。
POについては、中小型の信用銘柄なので不参加の予定です。
関連記事＞＞信用銘柄のＰＯ（公募増資・売出）に参加しない理由
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