2018年7月17日(火)東証2部上場三光合成 (7888)が「公募及び第三者割当による新株式発行並びに株式売出し」と「東京証券取引所市場第一部指定承認」を発表しました。
三光合成は、370万株の公募増資及び双葉電子工業を割当先とする73万株の第三者割当増資並びにオーバーアロットメントによる売出しに伴う最大55万株の第三者割当増資を行い、金額にして22億円規模の資金調達を実施します。主幹事は野村證券です。発行価格等の決定日は、7月25日(水) から7月31日(火)までのいずれかの日を予定しています。
割当先の双葉電子工業は、三光合成の筆頭株主であり資本業務提携契約を結び協業関係にあります。
調達した資金は、10億円を九州工場の建設資金等に、8億円をインドの連結子会社への投融資資金に、残りの4億円を借入金の返済資金に充当する予定です。なお、投融資資金は、新工場の建設資金等に充当する予定です。
また、三光合成は8月8日(水)をもって東証二部から東京証券取引所市場第一部へ昇格する予定です。
7月18日追記
三光合成 (7888)は、貸株注意喚起銘柄に指定されました。
7月25日追記
三光合成の発行価格は1株につき468円、受渡日は8月8日(水)に決まりました。
■公募・売出し(PO)情報
銘柄名 | 三光合成 |
コード番号 | 7888 |
上場市場 | 東証2部→東証1部 |
新株発行 | 3,709,200株 |
双葉電子工業を割当先とする新株発行 | 734,500株 |
売出株数 | 0株 |
OA売出 | 556,300株 |
合計 | 5,000,000株 |
希薄化 | 19.6% |
自己株式を除いた発行済み株式総数に対する売出株数の割合 | 0% |
仮条件 | % ~ % ディスカウント |
発行価格決定日 | 7月25日(水) ~7月31日(火)のいずれかの日に決定 |
条件決定日 | 7月25日(水) |
発行価格(ディスカウント率 ) | 468円(4.10%) |
受渡予定日 | 8月8日(水) |
受渡日 | 8月8日(水) |
受渡日始値(発行価格比) | 486円(+3.8%) |
調達資金使途 | 九州工場の建設資金等 投融資資金 借入金の返済資金 |
■幹事
証券会社名 | 割合 | |
主幹事 | 野村證券 | 100% |
■企業情報
事業内容 | 工業用樹脂部品の大手。自動車向け主体。金型の外販も。生産拠点をアジアや北米に拡大中 |
信用/貸借 | 貸借 |
株主優待 | なし |
■投資指標
2018年7月17日時点
株価 | 519円 |
時価総額 | 133億円 |
PER | 7.8倍 |
PBR | 0.82倍 |
配当利回り | 2.31% |
■三光合成のPO評価(管理人の参加について)
三光合成が公募増資を発表しました。1株利益の希薄化や株式需給の悪化が懸念されます。PBR1倍を割れており増資は評価されにくいです。希薄化率も最近の銘柄の中ではやや大きめです。
三光合成は、東証1部への昇格が予定されており、こちらは好感されそうですが、昨年8月に東証2部への市場変更が行われていたため驚きはありません。一部では昇格期待銘柄の一つとして挙げられていました。
POについては、小型ですが貸借銘柄なので参加予定です。
参考記事>>貸借銘柄のPO(公募増資・売出)に参加する理由
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