2021年7月5日、東証1部上場東京産業 (8070)が「株式の売出し」を発表しました。
東京産業は、334万株の売出し及び最大50万株のオーバーアロットメントによる売出しを実施します。7月5日の終値で計算すると、金額にして23億円規模の売出しです。
主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券です。売出価格等決定日は7月13日(火)から7月15日(木)までのいずれかの日を予定しています。
売出人は三菱商事です。
なお、東京産業は、売出しによる株式需給への影響を緩和するため、自己株式の取得を発表しました。取得株式の総数200万株(発行済株式総数(自己株式を除く。)に対する割合7.22%)、取得価額の総額10億円をそれぞれ上限とし、今回の売出の受渡期日の翌営業日から2022年1月31日(月)までの期間を取得期間として、自己株式の取得を行います。
7月6日追記
東京産業は売り禁になりました。(7月7日~)
参考:【PO(増資・売出)】売り禁になったら参加はやめたほうがいい?勝率や平均騰落率は?
7月13日追記
東京産業の売出価格は、1株につき597円(割引率4.02%)に決まりました。
公募・売出し(PO)情報
銘柄名 | 東京産業 |
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コード番号 | 8070 |
上場市場 | 東証1部 |
新株発行 | 0株 |
売出 | 3,347,600株 |
OA売出 | 502,000株 |
合計 | 3,849,600株 |
希薄化 | 0.0% |
売出株数の割合 | 13.9% |
仮条件 | 4.0% ~ 6.0% ディスカウント |
売出価格決定日 | 7月13日(火)~7月15日(木)のいずれかの日に決定 |
条件決定日 | 7月13日(火) |
売出価格(ディスカウント率 ) | 597円(4.02%) |
受渡予定日 | 売出価格等決定日の5営業日後の日 |
受渡日 | 7月20日(火) |
受渡日始値(売出価格比) | 651円(+9.0%) |
幹事
証券会社名 | |
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主幹事 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
※auカブコム証券からもお申し込みできます。(7月7日追記)
企業情報
事業内容 | 中部以東の三菱パワー製品の受託販売が柱の中堅機械商社 |
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信用/貸借 | 貸借(注意) |
株主優待 | なし |
投資指標
2021年7月5日時点
株価 | 608円 |
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時価総額 | 174億円 |
PER | 7.9倍 |
PBR | 0.60倍 |
配当利回り | 4.28% |
東京産業のPO評価(管理人の参加について)
東京産業が株式の売出しを発表しました。株式需給の悪化が懸念されますが、影響緩和のため自己株式の取得も発表されています。
POについては、貸借銘柄なので参加予定です。売出発表後、東京産業は貸株注意喚起銘柄に指定されています。
関連記事>>貸借銘柄のPO(公募増資・売出)に参加する理由