IPO(新規公開株)が儲かるのは知っているけど、PO(公募増資・売出し)は儲かるのか?そんな疑問を持つ方は多いでしょう。
そこで、PO(公募増資・売出し)で当選し購入した株を受渡日の始値で売っていた場合どうなっていたか、過去のデータで検証してみました。
■IPO同様にPOでも利益が出ていました
例えば、2017年は「104件」のPO(公募増資・売出し)があり、発行・売出価格と受渡日の始値を比べてみると、「79勝25敗」と大きく勝ち越しています。
仮に、すべてのPO(公募増資・売出し)で最小申込単位(一般的には100株、リートだと1口)購入し、受渡日の始値で売却した場合、+554,190円(手数料、税金考慮せず)でした。
IPOに比べると、大したことない結果ですが、POを実施するのは東証1部やリートといった時価総額の大きい銘柄が中心です。そのため、IPOに比べると調達金額が大きく当選しやすいです。
ちなみに、2016年+545,782円、2018年+325,216円でした。
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■中長期で見てPOは儲かるか?
中長期でPO(公募増資・売出し)銘柄を保有して儲かるかについては、外部環境や個々の銘柄によるところが大きく、一概には言えません。
それぞれの銘柄で成長性などを検討する必要があるでしょう。例えば、将来の見通しが暗い地方銀行株などは、公募増資後さえない値動きになっています。
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