2018年2月14日(水)東証1部上場ヤクルト本社 (2267)が「株式の売出し」を発表しました。
筆頭株主のダノンを売出人として最大2,460万株の株式売出しを実施します。金額にして2,031億円規模の売出です。国内の主幹事はみずほ証券、シティグループ証券及び大和証券。売出価格等の決定日は、3月5日(月) から3月7日(水)までのいずれかの日を予定しています。
更に、ヤクルト本社は今回の売出による需給への影響を緩和するため自己株式の取得を行います。東京証券取引所における自己株式立会外買付取引 (ToSTNeT-3)により、取得株式の総数 5,000,000 株、取得価額の 総額 360 億円をそれぞれ上限とし、2月16日(金)から 2月28日(水)までの期間を取得期間として、自己株式 の取得枠を設定しました。売出人が当該自己株式の取得に応じて株式を売却した場合は、売出株数が減少します。なお、今回取得する自己株式の全てを3月16日(金)に消却する予定です。
ダノンは、今回の売出後も引き続き最大株主である見込みです。
2月16日追記
自己株式取得の結果、売出株数が変更になりました。
3月5日追記
売出価格は1株につき7,032円、受渡日は3月13日(火)に決まりました。
公募・売出し(PO)情報
銘柄名 | ヤクルト本社 |
コード番号 | 2267 |
上場市場 | 東証1部 |
新株発行 | 0株 |
売出株数 | 変更前 22,674,900株 国内売出12,834,900株 海外売出9,840,000株(うち海外GSO:1,283,300株) 変更後 18,350,800 株 国内売出10,387,200 株 海外売出6,925,000株(うち海外GSO:1,038,600株) |
OA売出 | 変更前 1,925,100株 変更後 1,558,000 株 |
合計 | 変更前 24,600,000株 変更後 19,908,800株 |
希薄化 | 0% |
売出割合 | 変更前 14.9% 変更後 12.0% |
仮条件 | 3.0% ~5.0% ディスカウント |
売出価格決定日 | 3月5日(月)~3月7日(水)のいずれかの日に決定 |
条件決定日 | 3月5日(月) |
売出価格(ディスカウント率 ) | 7,032円(3.01%) |
受渡日 | 3月13日(火) |
受渡日始値(売出価格比) | 7,700円(+9.5%) |
売出人 | ダノン プロバイオティクス プライベート リミテッド |
幹事
証券会社名 | |
共同主幹事 | みずほ証券 |
共同主幹事 | シティグループ証券 |
共同主幹事 | 大和証券 |
企業情報
事業内容 | 乳酸生菌飲料主力。女性訪問販売員による強固な販売網。医薬品も。拠点拡大で海外収益が柱に |
信用/貸借 | 貸借 |
株主優待 | あり 自社商品や野球観戦に利用できる株主優待証 |
投資指標
2018年2月14日時点
株価 | 7,940円 |
時価総額 | 1兆3,967億円 |
PER | 41.7倍 |
PBR | 3.40倍 |
配当利回り | 0.43% |
ヤクルト本社のPO評価(管理人の参加について)
ヤクルト本社が株式の売出しを発表しました。売出しのみのため希薄化は起きません。売出金額は1,000億円を超える見込みのため、昨年の日本郵政以来久しぶりに大きなPO案件です。
POについては、大型株かつ貸借銘柄なので参加予定です。
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