2020年8月28日、東証1部上場ソフトバンク （9434）が「株式の売出し」を発表しました。
ソフトバンクは、国内及び海外で最大9億2,749万株の株式売出し及び最大1億57万株のオーバーアロットメントによる売出しを行います。8月28日の終値で計算すると金額にして1兆4711億円規模の売出しです。主幹事は野村證券、大和証券、みずほ証券、ＳＭＢＣ日興証券、ＳＢＩ証券及び三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券です。売出価格等決定日は9月14日(月)から9月16日(水)までのいずれかの日を予定しています。
売出人は、ソフトバンクグループジャパン（ソフトバンクグループの100％子会社）です。今回の売出し後もソフトバンクグループジャパンは、ソフトバンク株式の40.4%を保有し、ソフトバンクはソフトバンクグループの子会社のままです。
ソフトバンクは、普通株式の売出しに伴う株式需給への影響を勘案するとともに、ストックオプション（新株予約権）の行使にも備えるため、自己株式の取得を発表しています。証券会社への投資一任勘定取引による市場買付により、取得株式の総数8,000万株（発行済株式総数（自己株式を除く。）に対する割合1.68％）、取得価額の総額1,000億円をそれぞれ上限とし、2020年10月1日～2021年3月31日までの期間を取得期間として、自己株式の取得を行います。
9月1日追記
ソフトバンクが日経平均株価に採用されることになりました。10月1日の算出から入れ替え。
9月14日追記
ソフトバンクの売出価格は1株当たり1,204.5円 （割引率3.02%）、受渡日は9月23日(水)に決まりました。
売出株数
国内：670,474,800株⇒624,212,200株
海外：223,491,700株⇒269,754,300株 に変更。
公募・売出し（PO）情報
| 銘柄名 | ソフトバンク |
|---|---|
| コード番号 | 9434 |
| 上場市場 | 東証1部 |
| 売出 | 927,490,200株 |
| 国内：624,212,200株 | |
| 海外：269,754,300株 | |
| 海外OA：33,523,700株 | |
| OA売出 | 100,571,200株 |
| 合計 | 1,028,061,400株 |
| 希薄化 | 0.0% |
| 売出株数の割合 | 21.6% |
| 仮条件 | 3.0% ～ 5.0% ディスカウント |
| 売出価格決定日 | 9月14日(月)～9月16日(水)のいずれかの日に決定 |
| 条件決定日 | 9月14日(月) |
| 売出価格(ディスカウント率 ) | 1,204.5円（3.02%） |
| 受渡予定日 | 9月23日(水)～9月25日(金)のいずれかの日 |
| 受渡日 | 9月23日(水) |
| 受渡日始値（売出価格比） | 1,242円（+3.1%） |
| 売出人 | ソフトバンクグループジャパン |
幹事
| 証券会社名 | |
| 主幹事 | 野村證券 |
| 主幹事 | 大和証券 |
| 主幹事 | みずほ証券 |
| 主幹事 | ＳＭＢＣ日興証券 |
| 主幹事 | ＳＢＩ証券 |
| 主幹事 | 三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券 |
| 引受人 | 岩井コスモ証券で株式取引 |
| 引受人 | 岡三証券 |
| 引受人 | 東海東京証券 |
| 引受人 | 水戸証券 |
| 引受人 | 西日本シティＴＴ証券 |
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企業情報
| 事業内容 | ソフトバンクグループ中核の携帯会社。ソフトバンクとワイモバイルに加え格安スマホも展開 |
|---|---|
| 信用/貸借 | 貸借 |
| 株主優待 | なし |
投資指標
2020年8月28日時点
| 株価 | 1,431.5円 |
|---|---|
| 時価総額 | 6兆8,527億円 |
| PER | 14.01倍 |
| PBR | 7.10倍 |
| 配当利回り | 6.01% |
逆日歩データ
| 申込日 | 2020/09/15 | 2020/09/16 | 2020/09/17 | 2020/09/18 |
|---|---|---|---|---|
| 品貸料率（円） | 0.05 | 0.25 | 0.05 | 0.05 |
ソフトバンクのPO評価（管理人の参加について）
ソフトバンクが売出しを発表しました。1株利益の希薄化はありませんが、株式需給の悪化が懸念されます。
1兆円を超える近年にない規模のPOになります。
POについては、大型の貸借銘柄なので参加予定です。ＳＢＩ証券では、PO銘柄購入でIPOチャレンジポイントプレゼントキャンペーン実施中です。
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