【PO】沢井製薬 (4555)が公募増資及び自己株式の処分並びに株式の売出しを発表!

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2017年11月27日(月)東証1部上場沢井製薬 (4555)が「新株式発行及び自己株式の処分並びに株式の売出し」を発表しました。

沢井製薬は、OA含めて690万株の新株発行及び自己株式の処分により、金額にして395億円規模の資金調達を行います。主幹事はSMBC日興証券です。発行価格等は12月5日(火) から12月8日(金)までのいずれかの日に決定する予定です。

調達した資金は、米国でジェネリック事業を営むUSLの買収に伴い借り入れた短期借入金の返済資金の一部に充当する予定です。

12月5日追記
発行価格は1株につき4,947円、受渡日は12月13日(水)に決まりました。

■公募・売出し(PO)情報

銘柄名沢井製薬
コード番号4555
上場市場東証1部
新株発行5,000,000株
自己株式の処分1,000,000株
売出株数0株
OA売出900,000株
合計6,900,000株
希薄化18.7%
仮条件3.0% ~5.0% ディスカウント
発行価格決定日12月5日(火)~12月8日(金)のいずれかの日に決定
条件決定日12月5日(火)
発行価格(ディスカウント率 )4,947円(3.00%)
受渡日12月13日(水)
受渡日始値(発行価格比)5,150円(+4.1%)
調達資金の使途USLの買収に伴い借り入れた短期借入金の返済資金

■幹事

証券会社名引受株式数
主幹事SMBC日興証券3,600,000株
幹事大和証券1,500,000株
幹事三菱UFJモルガン・スタンレー証券900,000株

■企業情報

事業内容ジェネリック(後発)医薬品の有力メーカー。
信用/貸借貸借
株主優待なし

■投資指標

2017年11月27日時点

株価5,910円
時価総額2,256億円
PER12.6倍
PBR1.52倍
配当利回り2.20%

■直近3年間に行われた公募増資の結果

直近3年間に公募増資は行われていません。

■沢井製薬のPO評価(管理人の参加について)

沢井製薬が公募増資を発表しました。希薄化率はそこそこあり、需給面での懸念もあります。ただ、USLの買収自体は4月に発表されており、買収金額は1,000億円超と巨額だったため増資自体は一部では予想されていたかもしれません。なお、直近の貸借対照表では買収に伴い967億円ののれんが計上されており、買収において期待されていた効果が得られない場合は減損のリスクがあります。

株価は、ここ1年ほどは5,000円台後半から6,000円台後半を上下しています。ここ数年5,600円付近が下値めどになっているので、そこを下抜けるとチャート上は苦しそうです。

業績は、利益率が低下しており冴えません。国内のジェネリック医薬品の需要の伸びも鈍化しているようです。

指標面では、PERで若干の割安感がありましたが、今回の増資でなくなりそうです。

POについては、時価総額も大きく貸借銘柄なので参加予定です。

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