2025年2月27日、東証プライム上場ゆうちょ銀行 (7182)が「株式の売出し」を発表しました。
ゆうちょ銀行は、3億6,179万株の売出し及び最大5,426万株のオーバーアロットメントによる売出しを実施します。2月27日の終値で計算すると、金額にして6,340億円規模の売出しです。
主幹事は大和証券、野村證券、ゴールドマン・サックス証券、JPモルガン証券、みずほ証券及びSMBC日興証券です。売出価格等決定日は3月10日(月)から3月12日(水)までのいずれかの日を予定しています。
売出人は、日本郵政です。
なお、ゆうちょ銀行は、株式需給への影響を緩和する観点から、2,000万株、200億円をそれぞれ上限とするToSTNeT-3 による自己株式の取得及び4,000万株、400億円をそれぞれ上限とする市場買付による自己株式の取得を同時に発表しています。
3月3日追記
ToSTNeT-3 による自己株式の取得が行われたため、売出株式数が変更になりました。
3月10日追記
売出価格は1,444.0 円に決定しました。割引率は2.00%に決定しました。
公募・売出し(PO)情報
銘柄名 | ゆうちょ銀行 |
---|---|
コード番号 | 7182 |
上場市場 | 東証プライム |
新株発行 | 0株 |
売出 | 361,795,800株→356,497,400株 |
OA売出 | 54,269,300株→53,474,500株 |
合計 | 416,065,100株→409,971,900株 |
希薄化 | 0.0% |
売出株数の割合 | 11.5% |
仮条件 | 2.0% ~ 4.0% ディスカウント |
売出価格決定日 | 3月10日(月)~3月12日(水)のいずれかの日に決定 |
条件決定日 | 3月10日(月) |
売出価格(ディスカウント率 ) | 1,444.0 円(2.00%) |
受渡予定日 | 3月17日(月)(最短) |
受渡日 | 3月17日(月) |
受渡日始値(売出価格比) | 1,550円(+6.8%) |
幹事
証券会社名 | |
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主幹事 | 大和証券 |
主幹事 | 野村證券 |
主幹事 | ゴールドマン・サックス証券 |
主幹事 | JPモルガン証券 |
主幹事 | みずほ証券 |
主幹事 | SMBC日興証券 |
幹事 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
幹事 | SBI証券 |
幹事 | 楽天証券 |
三菱UFJ eスマート証券から申込可能です。
企業情報
事業内容 | 銀行 |
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信用/貸借 | 貸借 |
株主優待 | 3,000円相当のオリジナルカタログギフト |
投資指標
2025年2月27日時点
株価 | 1,524.0円 |
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時価総額 | 5兆5,132億円 |
PER | 13.8倍 |
PBR | 0.59倍 |
配当利回り | 3.67% |
ゆうちょ銀行のPO評価(管理人の参加について)
ゆうちょ銀行が株式の売出しを発表しました。1株利益の希薄化はありませんが、株式需給の悪化が懸念されます。
26日に観測報道があり、事前報道通りです。売出を行うのは2年ぶりです。
【PO】ゆうちょ銀行 (7182)が株式売出しを発表! | 公募増資・売出し株(PO)をひっそりと
POについては、貸借銘柄なので参加予定です。
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