2019年4月9日(火)、財務省は日本郵政 (6178)株式の第3次売出し準備として主幹事証券会社の選定手続を開始することを発表しました。
日本郵政株式の第3次売り出し自体は既定路線で、いつ実施されるのかが問題とされてきましたが、主幹事証券会社の選定手続が開始されたのでそう遠くないうちに実施されそうです。
前回の第2次売り出しの時は、2017年1月16日に主幹事証券会社の選定手続を開始して、2017年9月11日に売り出しを発表していました。同様のスケジュールであれば、早ければ年内にも第3次売出しが発表される見通しです。
実際の売出し時期等については、未定であり、主幹事証券会社を決定した後、市場情勢等を総合勘案したうえで決定されることになります。現在(4月9日)の日本郵政の株価は1,286円なので、IPO時の公開価格1,400円、第2次売出しの売出価格1,322円どちらも下回っています。
5月31日追記
主幹事証券会社が決まりました。国内主幹事は、大和証券、みずほ証券及びSMBC日興証券です。前回は、2017年3月29日に主幹事が決定し、2017年9月11日に売出しが発表になっています。
■前回の売り出しまでの日本郵政株の株価推移
2015年11月4日上場時
公開価格は1,400円
初値は1,631円
2017年1月16日主幹事証券会社の選定手続を開始
出来高を伴って下落しているので、取引時間中にニュースがあったかもしれないです。
始値は1,473円
終値は1,408円
日経平均株価の終値は19,061円
三菱UFJフィナンシャル・グループの終値は726円
主幹事証券会社の選定手続後~実際の発表前まで
高値は1,515円(2017年3月16日)
安値は1,278円(2017年4月20日)
2017年9月11日第2次売出しの実施を発表
終値は1,321円
日経平均株価の終値は19,437円
三菱UFJフィナンシャル・グループの終値は661.2円
2017年9月29日第2次売出し株式の受渡日
始値は1,309円
終値は1,329円
日経平均株価の終値は20,356円
三菱UFJフィナンシャル・グループの終値は730.7円
■日本郵政の第3次売出への管理人の参加について
実際に発表された場合は、大型の貸借銘柄なので参加する予定です。
前回は価格決定日前に売り禁になりましたが、前回の売出を受けて機関投資家の保有割合も増えているので簡単には売り禁にならないとみられます。
前回の第2次売出の時の国内主幹事は、大和証券、野村證券、みずほ証券及び三菱UFJモルガン・スタンレー証券でした。株数が多かったので、主幹事以外からも当選は容易でした。ネット系の証券会社だと、SBI証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券、岡三オンラインなどから申し込みできました。
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