2017年12月11日(月)東証1部上場サンフロンティア不動産 (8934)が「新株式発行及び株式売出し」を発表しました。
サンフロンティア不動産は、最大600万株の新株発行により、金額にして84億円規模の資金調達を行います。主幹事は大和証券です。発行価格等は12月18日(月) から12月21日(木)までのいずれかの日に決定する予定です。
調達した資金は、自社ホテルブランド「日和ホテルズ&リゾーツ」で展開する日和ホテル京都四条河原町、日和ホテル銀座東及び日和ホテル大阪本町の建設資金等の開発資金及び差入保証金の一部等に充当する予定です。
12月18日追記
発行価格は1株につき1,244円 、受渡日は12月27日(水)に決まりました。
■公募・売出し(PO)情報
銘柄名 | サンフロンティア不動産 |
コード番号 | 8934 |
上場市場 | 東証1部 |
新株発行 | 5,220,000株 |
売出株数 | 0株 |
OA売出 | 780,000株 |
合計 | 6,000,000株 |
希薄化 | 14.0% |
仮条件 | 3.0% ~5.0% ディスカウント |
発行価格決定日 | 12月18日(月)~12月21日(木)のいずれかの日に決定 |
条件決定日 | 12月18日(月) |
発行価格(ディスカウント率 ) | 1,244円(3.04%) |
受渡日 | 12月27日(水) |
受渡日始値(発行価格比) | 1,288円(+3.5%) |
調達資金の使途 | 「日和ホテルズ&リゾーツ」で展開する物件の開発資金及び差入保証金に充当 |
■幹事
証券会社名 | 引受株式数 | |
主幹事 | 大和証券 | 3,915,000株 |
幹事 | SMBC日興証券 | 522,000株 |
幹事 | いちよし証券 | 391,500株 |
幹事 | みずほ証券 | 391,500株 |
■企業情報
事業内容 | 都心部における中小型オフィスビルの不動産再生事業 |
信用/貸借 | 貸借 |
株主優待 | あり ホテル宿泊優待券 |
■投資指標
2017年12月11日時点
株価 | 1,541円 |
時価総額 | 659億円 |
PER | 9.4倍 |
PBR | 1.74倍 |
配当利回り | 2.08% |
■サンフロンティア不動産のPO評価(管理人の参加について)
サンフロンティア不動産が公募増資を発表しました。希薄化率はそこそこあり、需給面での懸念もあります。今回の資金調達は、ホテル事業への投資に使われます。ホテル事業はインバウンド期待が高いですが、今年に入ってひらまつやユニゾホールディングス 、リートを含めると多数の企業がホテル事業のための増資を行っているなど参入企業が多く競争が激化するリスクはありそうです。
株価は、ここ3か月ほどで30%近く上昇し、年初来でも50%近く上昇しています。
業績は、今期前期比1割程度の増益を会社側では予想しています。
指標面では、不動産業のため割安感はありません。
POについては、貸借銘柄なので参加予定です。
ちなみに、サンフロンティア不動産は2014年にも公募増資を発表していましたが、その後に中止を発表した経緯のある会社です。2回連続で中止することは考えにくいですが、あまりにも株価が下落すると中止する可能性はあります。
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