2021年11月26日、東証マザーズ上場ENECHANGE (4169)が「新株式発行及び株式売出し」を発表しました。
ENECHANGEは、国内外で75万株の公募増資を行い、金額にして55億円規模の資金調達を実施します。また、城口洋平(代表取締役 CEO)、有田一平(代表取締役 COO)、株式会社エプコ を売出人として55万株の株式売出し及び19万株のオーバーアロットメントによる売出しを行います。11月26日の終値で計算すると63億円規模です。
主幹事はSBI証券 です。発行価格等決定日は12月7日(火)から12月9日(木)までのいずれかの日を予定しています。
12月7日追記
ENECHANGEの発行価格は、1株につき5,584円(割引率8.01%)に決まりました。
公募による新株式発行750,000株のうち600,000株が、552,000株の売出のうち231,300株が、欧州及びアジアを中心とする海外市場(ただし、米国及びカナダを除く。)の海外投資家に対して販売されます。
公募・売出し(PO)情報
銘柄名 | ENECHANGE |
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コード番号 | 4169 |
上場市場 | 東証マザーズ |
新株発行 | 750,000株(うち海外:600,000株) |
株式の売出し | 552,000株(うち海外:231,300株) |
OA売出 | 195,000株 |
合計 | 1,497,000株 |
希薄化 | 5.2% |
売出株数の割合 | 5.4% |
仮条件 | 5.0% ~ 8.0% ディスカウント |
発行価格決定日 | 12月7日(火)~12月9日(木)のいずれかの日に決定 |
条件決定日 | 12月7日(火) |
発行価格(ディスカウント率 ) | 5,584円(8.01%) |
受渡予定日 | 12月14日(火)~12月16日(木)のいずれかの日 |
受渡日 | 12月14日(火) |
受渡日始値(発行価格比) | 4,770円(-14.6%) |
調達資金使途
プロモーション及びセールス・マーケティング体制強化の投資に係る資金12億円
当社グループの顧客基盤強化を企図した買収に係る資金3.5億円
自社サービス拡充に資する資金8億円
「脱炭素テックファンド」への出資や運営に係る資金6億円
データ事業の将来成長に資する資金8.5億円
残額をプラットフォーム事業及びデータ事業におけるエンジニア、セールス、サポート人員、及びファイナンス・組織開発機能を強化するためのコーポレート人員の採用費並びに人件費、組織運営に必要となる共通費(地代家賃、サーバー・ソフトウェア費用、専門家費用等)、既存の銀行借入の返済に係る資金等に充当予定
幹事
証券会社名 | |
主幹事 | SBI証券 |
引受人 | クレディ・スイス証券 |
引受人 | みずほ証券 |
引受人 | SMBC日興証券 |
企業情報
事業内容 | 電力・ガス切り替えプラットフォーム運営や電力・ガス会社用クラウド型DX支援サービス提供 |
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信用/貸借 | 信用 |
株主優待 | なし |
投資指標
2021年11月26日時点
株価 | 8,470円 |
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時価総額 | 1,169億円 |
PER | -倍 |
PBR | 112倍 |
配当利回り | -倍 |
ENECHANGEのPO評価(管理人の参加について)
ENECHANGEが公募増資を発表しました。1株利益の希薄化や株式需給の悪化が懸念されます。
POについては、信用銘柄なので不参加の予定です。SBI証券主幹事のPOは過去の傾向では良くないです。
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