2019年11月8日、東証マザーズ上場ユーザーローカル (3984)が「新株式発行及び株式の売出し」と「東京証券取引所における上場市場の変更」を発表しました。
ユーザーローカルは、31万株の公募増資を行い、金額にして12.7億円規模の資金調達を実施します。また、社長の伊藤将雄氏らを売出人として51万株の株式売出し及び上限12万株のオーバーアロットメントによる売出しも行います。主幹事は大和証券です。発行価格等決定日は11月18日(月)から11月21日(木)までのいずれかの日を予定しています。
調達した資金は、設備投資資金、本社増床に係る費用、新規人材の採用及び育成費、人件費、広告宣伝費、研究開発費に充当する予定です。
なお、ユーザーローカルは、11月28日(木)をもちまして、マザーズから東証1部または2部に市場変更される予定です。
11月18日追記
ユーザーローカルの発行価格は1株につき3,609円(割引率3.50%)、受渡日は11月28日(木)、市場変更先は東証1部に決まりました。
公募・売出し(PO)情報
銘柄名 | ユーザーローカル |
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コード番号 | 3984 |
上場市場 | 東証マザーズ→東証1部 |
新株発行 | 314,600株 |
売出株数 | 518,100株 |
OA売出 | 124,900株 |
合計 | 957,600株 |
希薄化 | 4.3% |
売出株数の割合 | 8.7% |
仮条件 | 3.5% ~ 5.5% ディスカウント |
発行価格決定日 | 11月18日(月)~11月21日(木)のいずれかの日に決定 |
条件決定日 | 11月18日(月) |
発行価格(ディスカウント率 ) | 3,609円(3.50%) |
受渡予定日 | 11月28日(木) |
受渡日 | 11月28日(木) |
受渡日始値(発行価格比) | 3,770円(+4.5%) |
調達資金使途 | 設備投資資金 |
本社増床に係る費用 | |
新規人材の採用及び育成費 | |
人件費 | |
広告宣伝費 | |
研究開発費 | |
売出人及び株数 | 伊藤 将雄 200,000株 |
YJ2号投資事業組合 200,000株 | |
渡邊 和行 60,000株 | |
イーストベンチャーズ2号投資事業有限責任組合 53,100株 | |
中村 賀一 5,000株 |
幹事
証券会社名 | 引受株式数 | |
主幹事 | 大和証券 | 891,100株 |
引受人 | みずほ証券 | 41,600株 |
引受人 | SMBC日興証券 | 24,900株 |
企業情報
事業内容 | ビッグデータの各種解析ツールや人工知能(AI)を使った業務支援ツールを開発・提供 |
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信用/貸借 | 信用 |
株主優待 | なし |
投資指標
2019年11月8日時点
株価 | 4,395円 |
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時価総額 | 327億円 |
PER | 85.46倍 |
PBR | 13.39倍 |
配当利回り | 0.00% |
ユーザーローカルのPO評価(管理人の参加について)
ユーザーローカルが公募増資及び株式売出しを発表しました。1株利益の希薄化や株式需給の悪化が懸念されます。市場変更については好感されそうです。
POについては、マザーズの信用銘柄となっているので不参加の予定です。
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