2019年8月8日、東証1部上場新生銀行 (8303)が「株式売出し及び主要株主である筆頭株主の異動」を発表しました。
新生銀行の筆頭株主である投資ファンドのJCフラワーズを売出人として、4,353万株の売出し及び最大208万株のオーバーアロットメントによる売出しを実施します。8月8日の終値で算出すると金額にして742億円規模の売出です。主幹事は野村證券、シティグループ証券及びメリルリンチ日本証券です。売出価格等の決定日は、8月20日(火) から8月23日(金)までのいずれかの日を予定しています。売出し株式の一部2,965万株は、海外売出しとなる予定です。
今回の売出し後、投資ファンドのJCフラワーズは筆頭株主に該当しなくなる予定です。
なお、新生銀行は、2019年5月15日に取得株式の総数2,350万株(発行済株式総数(自己株式を除く。)に対する割合9.58%)、取得価額の総額235億円をそれぞれ上限とし、2019年5月16日から 2020年3月31日まで自己株式の取得を行うことを発表していますが、2019年8月9日からグローバル・オファリングに係る受渡期日までは自己株式の取得を行いません。
5月16日から8月7日までの間に386万株(進捗状況16%)、63億円(進捗状況27%)の自己株式の取得を行っています。
8月20日追記
新生銀行の売出価格は1株につき1,387円(割引率3.01%)、受渡日は8月27日(火)に決まりました。4,353万株の売出し株数のうち1,160万が国内分となっています。
公募・売出し(PO)情報
銘柄名 | 新生銀行 |
コード番号 | 8303 |
上場市場 | 東証1部 |
新株発行 | 0株 |
売出株数 | 43,535,000株 国内11,602,700株 海外31,932,300株(追加分含む) |
OA売出 | 2,082,500株 |
合計 | 45,617,500株 |
希薄化 | 0% |
自己株式を除いた発行済み株式総数に対する売出株数の割合 | 18.9% |
仮条件 | 3.0% ~ 5.0% ディスカウント |
売出価格決定日 | 8月20日(火)~8月23日(金)のいずれかの日に決定 |
条件決定日 | 8月20日(火) |
売出価格(ディスカウント率 ) | 1,387円(3.01%) |
受渡予定日 | 8月27日(火)~8月30日(金)のいずれかの日 |
受渡日 | 8月27日(火) |
受渡日始値(売出価格比) | 1,443円(+4.0%) |
売出人及び売出株数 | Saturn Ⅳ Sub L.P. 29,500,500株 J. Christopher Flowers 7,324,500株 Saturn Japan Ⅲ Sub C.V. 2,801,700株 Saturn Japan Ⅱ Sub C.V. 2,012,700株 SATURN Ⅰ SUB (CAYMAN) EXEMPT LTD. 1,842,500株 Thierry Georges Porte 53,100株 |
幹事(国内)
証券会社名 | |
主幹事 | 野村證券 |
主幹事 | シティグループ証券 |
主幹事 | メリルリンチ日本証券 |
企業情報
事業内容 | 旧長銀。消費者金融レイクが柱。法人向け仕組み金融も |
信用/貸借 | 貸借 |
株主優待 | なし |
投資指標
2019年8月8日時点
株価 | 1,627円 |
時価総額 | 4,214億円 |
PER | -倍 |
PBR | 0.44倍 |
配当利回り | -倍 |
新生銀行のPO評価(管理人の参加について)
新生銀行が株式の売出しを発表しました。希薄化はありませんが、株式需給の悪化が懸念されます。
POについては、大型の貸借銘柄なので参加する予定です。
参考記事>>貸借銘柄のPO(公募増資・売出)に参加する理由
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