2021年12月6日、東証マザーズ上場ドラフト (5070)が「新株式発行及び株式売出し」を発表しました。
ドラフトは、59万株の公募増資及び最大20万株のオーバーアロットメントによる売出しに伴う第三者割当増資を行い、金額にして最大5.8億円規模の資金調達を実施します。また、80万株の株式の売出しも行います。12月6日の終値で計算すると6.2億円規模の売出です。
主幹事はSMBC日興証券です。発行価格等決定日は12月14日(火)から12月17日(金)までのいずれかの日を予定しています。
調達資金は、5.3億円を横浜市みなとみらい地区の活性化を目的とした臨港パーク内の複合施設であり、商業及びレクリエーションの拠点を備えた「臨港パークプロジェクト(仮称)」の建設に関し、建築工事費及び建物付属設備の設置に係る費用といった設備投資資金に、0.5億円を新ブランド「DAFT about DRAFT」の立ち上げ に関し、ショールーム及びフラッグシップショップの設備投資資金に、0.1億円を同ショップの運営のための運転資金に充当予定です。
売出人は山下泰樹(代表取締)です。
12月14日追記
ドラフトの発行価格は、1株につき708円(割引率4.07%)に決まりました。
公募・売出し(PO)情報
銘柄名 | ドラフト |
---|---|
コード番号 | 5070 |
上場市場 | 東証マザーズ |
新株発行 | 591,400株 |
株式の売出し | 800,000株 |
OA売出 | 208,600株 |
合計 | 1,600,000株 |
希薄化 | 8.0% |
売出株数の割合 | 8.6% |
仮条件 | 4.0% ~ 6.0% ディスカウント |
発行価格決定日 | 12月14日(火)~12月17日(金)のいずれかの日に決定 |
条件決定日 | 12月14日(火) |
発行価格(ディスカウント率 ) | 708円(4.07%) |
受渡予定日 | 12月22日(水)~12月24日(金)のいずれかの日 |
受渡日 | 12月22日(水) |
受渡日始値(発行価格比) | 676円(-4.5%) |
幹事
証券会社名 | |
主幹事 | SMBC日興証券 |
企業情報
事業内容 | オフィスや商業施設、都市開発などの空間設計・施工 |
---|---|
信用/貸借 | 貸借(売り禁) |
株主優待 | なし |
投資指標
2021年12月6日時点
株価 | 784円 |
---|---|
時価総額 | 72.6億円 |
PER | 16.5倍 |
PBR | 3.26倍 |
配当利回り | 0.57% |
ドラフトのPO評価(管理人の参加について)
ドラフトが公募増資を発表しました。1株利益の希薄化や株式需給の悪化が懸念されます。
ドラフトはPO発表後売り禁になりました。
POについては、貸借銘柄ですが売り禁なので不参加の予定です。
関連記事>>信用銘柄のPO(公募増資・売出)に参加しない理由