2018年9月3日(月)東証2部上場朝日インテック (7747)が「東京証券取引所及び名古屋証券取引所市場第一部銘柄指定承認」と「株式の売出し及び第三者割当による新株式発行」を発表しました。
朝日インテックの株主の株式会社ホギメディカルらを売出人として、457万株の株式売出しを実施します。金額にすると179億円規模です。また、オーバーアロットメントによる売出しに伴う最大68万株の第三者割当による新株式発行を行い、金額にして25億円規模の資金調達を実施します。主幹事は野村證券です。売出価格等の決定日は、9月11日(火) から9月14日(金)までのいずれかの日を予定しています。
調達した資金は、全額をRetroVascular,Inc.の連結子会社化の目的とした株式取得にあたり、金融機関から借り入れた借入金の返済資金に充当する予定です。
また、朝日インテックは、9月21日(金)をもって東証2部から東証1部に昇格する予定です。
9月11日追記
朝日インテックの売出価格は1株につき4,272円、受渡日は9月21日(金)に決まりました。
■公募・売出し(PO)情報
銘柄名 | 朝日インテック |
コード番号 | 7747 |
上場市場 | 東証2部→東証1部 |
新株発行 | 0株 |
売出株数 | 4,571,200株 |
OA売出 | 685,600株 |
合計 | 5,256,800株 |
希薄化 | 0.5% |
自己株式を除いた発行済み株式総数に対する売出株数の割合 | 3.5% |
仮条件 | 3.0% ~ 5.0% ディスカウント |
発行価格決定日 | 9月11日(火)~9月14日(金)のいずれかの日に決定 |
条件決定日 | 9月11日(火) |
発行価格(ディスカウント率 ) | 4,272円(3.02%) |
受渡予定日 | 9月21日(金) |
受渡日 | 9月21日(金) |
受渡日始値(売出価格比) | 5,000円(+17.0%) |
調達資金使途 | 借入金の返済資金 |
売出人及び売出株式数 | 株式会社ホギメディカル 1,000,000株 マニー株式会社 632,800株 グローブライド株式会社 438,400株 宮田昌彦 500,000株 宮田憲次 500,000株 アイシーエスピー有限会社 400,000株 MTY株式会社 400,000株 宮田尚彦 300,000株 榮隆株式会社 210,000株 株式会社永憲 70,000株 株式会社憲伸 70,000株 JFK株式会社 50,000株 |
■幹事
証券会社名 | 割合 | |
主幹事 | 野村證券 | 85.0% |
引受人 | 東海東京証券 | 5.0% |
引受人 | SMBC日興証券 | 5.0% |
引受人 | みずほ証券 | 5.0% |
■企業情報
事業内容 | 産業用から出発、循環器治療のPTCAガイドワイヤへ展開。タイ、ベトナムでほぼ全量生産 |
信用/貸借 | 貸借 |
株主優待 | なし |
■投資指標
2018年9月3日時点
株価 | 4,190円 |
時価総額 | 5,415億円 |
PER | 49.8倍 |
PBR | 10.10倍 |
配当利回り | 0.50% |
■過去の結果
受渡日 | 発行価格 | 受渡日始値 | 騰落率 |
2017年6月21日 | 4,820円 | 5,120円 | +6.2% |
2018年1月、1株を2株とする株式分割を実施。
関連記事>>2017年6月5日(月)東証2部上場朝日インテック (7747)が「自己株式の処分及び株式売出し」を発表しました。
■朝日インテックのPO評価(管理人の参加について)
朝日インテックが株式売出しと第三者割当増資を発表しました。1株利益の希薄化や株式需給の悪化が懸念されますが、売出規模や希薄化率は小さいです。
東証1部への昇格については、好感されそうです。
POについては、前回のPO結果も非常に良く、貸借銘柄なので参加予定です。東証2部銘柄ですが、時価総額5,000億円を超える大型株です。
参考記事>>貸借銘柄のPO(公募増資・売出)に参加する理由
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