2019年4月2日(火)東証1部上場ＡＧＣ ＜旧 旭硝子＞（5201）が「株式の売出し」を発表しました。
ＡＧＣの株主であるみずほ銀行や三菱ＵＦＪ信託銀行などを売出人として、570万株の売出し及び最大85万株のオーバーアロットメントによる売出しを実施します。金額にして260億円規模の売出です。主幹事は三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券です。売出価格等の決定日は、4月15日(月) から4月17日(水)までのいずれかの日を予定しています。
4月15日追記
ＡＧＣの売出価格は1株につき3,816 円、受渡日は4月23日(火)に決まりました。
■公募・売出し（PO）情報
| 銘柄名 | ＡＧＣ |
| コード番号 | 5201 |
| 上場市場 | 東証1部 |
| 新株発行 | 0株 |
| 売出株数 | 5,700,000株 |
| OA売出 | 850,000株 |
| 合計 | 6,550,000株 |
| 希薄化 | 0% |
| 自己株式を除いた発行済み株式総数に対する売出株数の割合 | 3.0% |
| 仮条件 | 3.0% ～ 5.0% ディスカウント |
| 売出価格決定日 | 4月15日(月)～4月17日(水)のいずれかの日に決定 |
| 条件決定日 | 4月15日(月) |
| 売出価格(ディスカウント率 ) | 3,816 円（3.02%） |
| 受渡予定日 | 4月23日(火)～4月25日(木)のいずれかの日 |
| 受渡日 | 4月23日(火) |
| 受渡日始値（売出価格比） | 3,760円（-1.5%） |
| 売出人及び売出株式数 | 株式会社みずほ銀行 1,731,400 株 三菱ＵＦＪ信託銀行株式会社 1,700,000 株 株式会社三菱ＵＦＪ銀行 1,218,600 株 野村信託銀行株式会社 1,050,000 株 （退職給付信託三菱ＵＦＪ銀行口） |
■幹事
| 証券会社名 | 割合 | |
| 主幹事 | 三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券 | 73.6% |
| 引受人 | みずほ証券 | 26.4% |
※auカブコム証券からも申込可能となりました。（4月3日追記）
■企業情報
| 事業内容 | ディスプレー、建築、自動車でガラス世界級。アジアで化学品拡大。 |
| 信用/貸借 | 貸借 |
| 株主優待 | なし |
■投資指標
2019年4月2日時点
| 株価 | 3,965円 |
| 時価総額 | 9,018億円 |
| PER | 11.2倍 |
| PBR | 0.77倍 |
| 配当利回り | 3.03% |
■ＡＧＣのPO評価（管理人の参加について）
ＡＧＣが株式売出しを発表しました。1株利益の希薄化はありませんが株式需給の悪化が懸念されます。ただ、売出株数が発行済株式総数（自己株式を除く。）の3%と少ないので影響は限定的と見られます。
POについては、売出株数が少なく大型の貸借銘柄なので参加する予定です。
参考記事＞＞貸借銘柄のＰＯ（公募増資・売出）に参加する理由
コメント
AGC、受渡日の価格が売り出し価格を下回りました。貸借銘柄で売出株数が発行済株数の３%なのに、下回ったのはどうしてだとお考えですか？
>>ｆｊさん
結果的には、売出価格が高かったということでしょう。ただ、貸借だから割れないとか、売出株数が少ないから割れないという法則はないのであまり深く考えても意味がないと思います。