ソフトバンクのPOは注目度が高いので、似たようなPOがなかったかなと探してみたところ、2017年に実施された日本郵政のPOが似ていると思うので、日本郵政のPOがどのような結果だったか紹介します。
どこが似ている?
1兆円を超える売出しであること
ソフトバンクは、1.4兆円規模の売出し。
日本郵政は、1.3兆円規模の売出しでした。
大株主による売出しであること
ソフトバンクの場合は、ソフトバンク株の60%程度を保有するソフトバンクジャパンが売出人です。
日本郵政の場合は、日本郵政株の80%程度(当時)を保有する政府が売出人でした。
日経平均株価に採用
ソフトバンクは、PO実施予定の翌月の2020年10月から日経平均株価に採用。
日本郵政も、PO実施の翌月の2017年10から日経平均株価に採用。
日本郵政のPO時の値動き
日本郵政のPO発表以降の値動きを見てみると
日付 | 終値(円) | イベント |
---|---|---|
2017年9月11日 | 1,321 | PO発表日 |
2017年9月12日 | 1,373 | |
2017年9月13日 | 1,404 | |
2017年9月14日 | 1,390 | |
2017年9月15日 | 1,402 | |
2017年9月19日 | 1,420 | |
2017年9月20日 | 1,433 | |
2017年9月21日 | 1,405 | |
2017年9月22日 | 1,363 | 引け後売り禁発表 |
2017年9月25日 | 1,349 | 売出価格決定日 |
2017年9月26日 | 1,363 | |
2017年9月27日 | 1,349 | 権利落ち日 |
2017年9月28日 | 1,323 | |
2017年9月29日 | 1,329 | 受渡日 |
日本郵政の売出価格は、1,322円(割引率 2.00%)、受渡日始値は、1,309円でした。これだと、PO参加者は負けているように見えますが、日本郵政の場合、PO参加者は1株あたり25円の中間配当をもらえたので、実質的には、受渡日始値時点で、1株あたり12円のプラスでした。
まとめ
ソフトバンクのPOは、規模が大きく絶対に失敗すると思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、同規模の日本郵政の時のPO参加者は、受渡日始値時点ではプラスとなっていました。
日本郵政の時も、SBI証券では、PO銘柄購入でIPOチャレンジポイントプレゼントキャンペーン実施していたので、結果的にIPOチャレンジポイントをタダ取りできました。
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