2018年11月19日(月)東証1部上場長谷川香料 (4958)が「株式の売出し」を発表しました。
長谷川香料の筆頭株主の長谷川藤太郎商店を売出人として、834万株の売出し及び最大125万株のオーバーアロットメントによる売出しを実施します。金額にして203億円規模の売出です。主幹事はSMBC日興証券です。売出価格等の決定日は、11月28日(水) から11月30日(金)までのいずれかの日を予定しています。なお、一部は海外市場の海外投資家に対して販売されることがあります。
長谷川香料は、株式売出しに伴う一時的な株式需給への影響を緩和する目的で自己株式取得を行います。自己株式立会外買付取引(ToSTNeT3)により、取得株式の総数100万株、取得価額の総額25億円をそれぞれ上限とし、11月21日(水)から 11月22日(木)までの期間を取得期間として、自己株式の取得に関する事項を決議しています。売出人が自己株式の取得に応じて、その保有する株式の一部を売却する可能性があり、その場合、売出株数が減少することがあります。
11月21日追記
長谷川香料は、本日自己株式立会外買付取引(ToSTNeT3)による自己株式の取得(取得株式の総数100万株、取得価額の総額15.6億円)を行い、売出人が自己株式取得に応じて、その保有する株式の一部を売却しました。
その結果、売出株式数及びオーバーアロットメントによる売出しにおける売出株式数が変更となりました。変更後の売出株数は747万株、オーバーアロットメントによる売出し株数は最大112万株です。
11月26日追記
長谷川香料は、貸株注意喚起銘柄になりました。
11月27日追記
長谷川香料は、売り禁になりました。
11月28日追記
長谷川香料は、品貸料の最高料率10倍適用になりました。(11月29日申込分~)
長谷川香料の売出価格は1株につき1,568円、受渡日は12月6日(木)に決まりました。なお、747万株の売出株数のうち200万株(26.8%)が、海外市場の海外投資家に対して販売されます。
■公募・売出し(PO)情報
銘柄名 | 長谷川香料 |
コード番号 | 4958 |
上場市場 | 東証1部 |
新株発行 | 0株 |
売出株数 | 8,347,900株→7,478,300株 |
OA売出 | 1,252,100株→1,121,700株 |
合計 | 9,600,000株→8,600,000株 |
希薄化 | 0% |
自己株式を除いた発行済み株式総数に対する売出株数の割合 | 22.6%→20.8% |
仮条件 | 3.0% ~ 5.0% ディスカウント |
売出価格決定日 | 11月28日(水) ~11月30日(金)のいずれかの日に決定 |
条件決定日 | 11月28日(水) |
売出価格(ディスカウント率 ) | 1,568円(3.03%) |
受渡予定日 | 12月6日(木) ~12月10日(月)のいずれかの日 |
受渡日 | 12月6日(木) |
受渡日始値(売出価格比) | 1,487円(-5.2%) |
売出人及び売出株式数 | 株式会社長谷川藤太郎商店 8,347,900 株→7,478,300株 |
■幹事
証券会社名 | 割合 | |
主幹事 | SMBC日興証券 | 100% |
■企業情報
事業内容 | 国内香料2位。飲料等食品向けフレーバーが主力。化粧品・トイレタリー向けフレグランスも |
信用/貸借 | 貸借 |
株主優待 | 1000円~3000円分のクオカード |
■投資指標
2018年11月19日時点
株価 | 1,886円 |
時価総額 | 805億円 |
PER | 18.6倍 |
PBR | 0.85倍 |
配当利回り | 1.86% |
■長谷川香料のPO評価(管理人の参加について)
長谷川香料が株式売出しを発表しました。1株利益の希薄化はありませんが株式需給の悪化が懸念されます。自己株式の取得も決定していますが、売出し株数に比べると小さいです。自己株式の取得により売出し株数は変更になる見込みです。
POについては、貸借銘柄なので参加予定です。
参考記事>>貸借銘柄のPO(公募増資・売出)に参加する理由
コメント
はじめましてこんにちは
質問なのですが
203億円規模の売出とありますが
この203億円の数値を出した計算方法を知りたいのですが
売出株数 + OA売出
上記の計算から出た合計数値を、当日の株価の終値でかけているのでしょうか?
教えてください。
よろしくお願いします。
>>satoさん
目論見書の数字を記載しています。11月9日(金)の終値を基準として算出しているようです。
回答ありがとうございました。