2018年11月15日(木)東証1部上場日総工産 （6569）が「株式の売出し」を発表しました。
日総工産の会長の清水唯雄氏らを売出人として、160万株の売出し及び最大24万株のオーバーアロットメントによる売出しを実施します。金額にして44億円規模の売出です。主幹事はみずほ証券です。売出価格等の決定日は、11月28日(水) から12月3日(月)までのいずれかの日を予定しています。
なお、日総工産は、自己株式立会外買付取引（ToSTNeT３）により、取得株式の総数200,000株、取得価額の総額6億円をそれぞれ上限とし、11 月20日(火)から 11 月21日(水)までの期間を取得期間として、自己株式の取得に関する事項を決議しています。売出人が自己株式の取得に応じて、その保有する当社普通株式の一部を売却する可能性があり、その場合、売出株数が減少することがあります。
11月15日、日総工産は貸株注意喚起銘柄に指定されました。
11月20日追記
日総工産は、本日自己株式立会外買付取引（ToSTNeT３）による自己株式の取得（取得株式の総数20万株、取得価額の総額3.4億円）を行い、売出人が自己株式取得に応じて、その保有する株式の一部を売却しました。
その結果、売出株式数及びオーバーアロットメントによる売出しにおける売出株式数が変更となりました。変更後の売出株数は150万株、オーバーアロットメントによる売出し株数は最大22.5万株です。
11月22日追記
日総工産は、売り禁になりました。（11月26日（約定日）～）
11月28日追記
日総工産の売出価格は1株につき1,746円、受渡日は12月6日(木)に決まりました。
■公募・売出し（PO）情報
| 銘柄名 | 日総工産 |
| コード番号 | 6569 |
| 上場市場 | 東証1部 |
| 新株発行 | 0株 |
| 売出株数 | 1,600,000株→1,500,000株 |
| OA売出 | 240,000株→225,000株 |
| 合計 | 1,840,000株→1,725,000株 |
| 希薄化 | 0% |
| 自己株式を除いた発行済み株式総数に対する売出株数の割合 | 11.0%→10.4% |
| 仮条件 | 3.0% ～ 5.0% ディスカウント |
| 売出価格決定日 | 11月28日(水) ～12月3日(月)のいずれかの日に決定 |
| 条件決定日 | 11月28日(水) |
| 売出価格(ディスカウント率 ) | 1,746円(3.00％) |
| 受渡予定日 | 12月6日(木) ～12月11日(火)のいずれかの日 |
| 受渡日 | 12月6日(木) |
| 受渡日始値（売出価格比） | 1,853円（+6.1%） |
| 売出人及び売出株式数 | 清水唯雄 687,000 株 清水興産株式会社 430,000 株→ 330,000 株 清水智華子 313,000 株 清水智湖 170,000 株 |
■幹事
| 証券会社名 | 割合 | |
| 主幹事 | みずほ証券 | 90% |
| 引受人 | 大和証券 | 10% |
マネックス証券からも申込可能となりました。（11月16日追記）
■企業情報
| 事業内容 | 製造業派遣・請負大手。自動車・電機・精密機器業界向け主体。老人ホーム等運営。上海現法展開 |
| 信用/貸借 | 貸借（注意） |
| 株主優待 | なし |
■投資指標
2018年11月15日時点
| 株価 | 2,019円 |
| 時価総額 | 337億円 |
| PER | 24.6倍 |
| PBR | 3.53倍 |
| 配当利回り | % |
■日総工産のPO評価（管理人の参加について）
日総工産が株式売出しを発表しました。1株利益の希薄化はありませんが株式需給の悪化が懸念されます。自己株式の取得により売出し株数は変更になる見込みです。日総工産は、今年3月に上場したばかりです。
POについては、貸借銘柄なので参加予定です。
参考記事＞＞貸借銘柄のＰＯ（公募増資・売出）に参加する理由
コメント
いつも参考にさせていただき、ありがとうございます。ところで賃借銘柄の場合は参加予定と書かれておられますが、売り禁の場合は不参加なのでしょうか？また、その他不参加になる場合はどんなときなんでしょうか？よろしければ教えてください。
>>抜山さん
コメントありがとうございます。売り禁の場合はできれば参加したくないです。