2018年6月14日(木)東証2部上場E・Jホールディングス (2153)が「自己株式の処分及び株式売出し」と「東京証券取引所市場第一部指定承認」を発表しました。
E・Jホールディングスは、100万株の自己株式の処分及びオーバーアロットメントによる売出しに伴う最大15万株の第三者割当自己株式の処分を行い、金額にして16億円規模の資金調達を実施します。主幹事は大和証券です。処分価格等の決定日は、6月25日(月) から6月28日(木)までのいずれかの日を予定しています。
調達した資金は、連結子会社への投融資資金に充当する予定です。具体的には、株式会社エイト日本技術開発において、IT投資資金及び調査・検査機器購入資金、研究開発資金、設備投資資金等に充当する予定です。
また、7月6日(金)をもって東京証券取引所市場第一部へ昇格する予定です。
6月25日追記
処分価格は1株につき1,416円、受渡日は7月6日(金)に決まりました。
■公募・売出し(PO)情報
| 銘柄名 | E・Jホールディングス |
| コード番号 | 2153 |
| 上場市場 | 東証2部→東証1部 |
| 新株発行 | 0株 |
| 自己株式の処分 | 1,000,000株 |
| 売出株数 | 0株 |
| OA売出 | 150,000株 |
| 合計 | 1,150,000株 |
| 希薄化 | 20.0% |
| 自己株式を除いた発行済み株式総数に対する売出株数の割合 | 0% |
| 仮条件 | 4.0% ~ 6.0% ディスカウント |
| 処分価格決定日 | 6月25日(月)~6月28日(木)のいずれかの日に決定 |
| 条件決定日 | 6月25日(月) |
| 処分価格(ディスカウント率 ) | 1,416円(4.00%) |
| 受渡予定日 | 7月6日(金) |
| 受渡日 | 7月6日(金) |
| 受渡日始値(処分価格比) | 1,394円(-1.6%) |
| 調達資金使途 | 連結子会社への投融資資金 |
■幹事
| 証券会社名 | 割合 | |
| 主幹事 | 大和証券 | 75% |
| 幹事 | SMBC日興証券 | 8% |
| 幹事 | 野村證券 | 7% |
| 幹事 | みずほ証券 | 5% |
| 幹事 | SBI証券 | 5% |
■企業情報
| 事業内容 | エイトコンサルと日本技術開発が07年に経営統合し発足。官公庁工事が柱の総合建設コンサル |
| 信用/貸借 | 信用 |
| 株主優待 | あり 保有株数に応じて500円~2000円分のクオ・カード |
■投資指標
2018年6月14日時点
| 株価 | 1,581円 |
| 時価総額 | 114億円 |
| PER | 9.1倍 |
| PBR | 0.67倍 |
| 配当利回り | 1.90% |
■E・JホールディングスのPO評価(管理人の参加について)
E・Jホールディングスが自己株式の処分を発表しました。1株利益の希薄化や株式需給の悪化が懸念されます。PBRが1倍を大きく下回っており好感されにくいです。
東証1部への昇格も予定されており、こちらは好感されそうですが、ある程度期待されていた銘柄でもあります。
POについては、小型の信用銘柄なので不参加の予定です。

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