2018年5月22日(火)東証1部上場シグマクシス (6088)が「株式の売出し及び新株式発行」を発表しました。
シグマクシスの発行済み株式総数の3割超を保有する筆頭株主である三菱商事が、保有する全株式673万株の売出しを行います。また、シグマクシスは、オーバーアロットメントによる売出しに伴う最大100万株の第三者割当増資を行い、金額にして15億円規模の資金調達を実施します。主幹事はSMBC日興証券です。売出価格等決定日は5月29日(火)から6月1日(金)までのいずれかの日を予定しています。
調達した資金は、デジタルテクノロジーをはじめとした多領域において高い能力を持つ優秀なコンサルタントとその候補となる学生の採用費及び戦略策定・プロセス設計・IT 構築・デジタルサービス開発・プロジェクトマネジメント等の充実した教育研修プログラムによる継続的な育成等に関連する教育研修費に充当するに充当する予定です。
今回の株式の売出しにより三菱商事との資本関係はなくなりますが、引き続き当社の重要なお客様並びにビジネスパートナーとしての関係は継続致します。
5月22日、シグマクシス株式は売り禁となることが日証金より発表されました。
5月29日追記
売出価格は1株につき1,432円、受渡日は6月6日(水)に決まりました。
■公募・売出し(PO)情報
| 銘柄名 | シグマクシス | 
| コード番号 | 6088 | 
| 上場市場 | 東証1部 | 
| 新株発行 | 0株 | 
| 売出株数 | 6,732,000株 | 
| OA売出 | 1,009,800株 | 
| 合計 | 7,741,800株 | 
| 希薄化 | 5.3% | 
| 自己株式を除いた発行済み株式総数に対する売出株数の割合 | 35.1% | 
| 仮条件 | 6.0% ~ 9.8% ディスカウント | 
| 売出価格決定日 | 5月29日(火)~6月1日(金)のいずれかの日に決定 | 
| 条件決定日 | 5月29日(火) | 
| 売出価格(ディスカウント率 ) | 1,432円(6.04%) | 
| 受渡予定日 | 6月6日(水)~6月11日(月)のいずれかの日 | 
| 受渡日 | 6月6日(水) | 
| 受渡日始値(売出価格比) | 1,253円(-12.5%) | 
| 調達資金の使途 | コンサルタントの採用費 教育研修費 人件費 | 
| 売出人 | 三菱商事 | 
■幹事
| 証券会社名 | 割合 | |
| 主幹事 | SMBC日興証券 | 75% | 
| 幹事 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 25% | 
■企業情報
| 事業内容 | 三菱商事系の新興コンサル。戦略立案から業務改善、システム導入まで一貫サポート体制 | 
| 信用/貸借 | 貸借(売り禁) | 
| 株主優待 | なし | 
■投資指標
2018年5月22日時点
| 株価 | 1,821円 | 
| 時価総額 | 372億円 | 
| PER | 43.6倍 | 
| PBR | 8.95倍 | 
| 配当利回り | 0.82% | 
■シグマクシスのPO評価(管理人の参加について)
シグマクシスが株式の売出しを発表しました。売出し株数が発行済み株式総数の3割超と多く、株式需給の悪化が懸念されます。大企業である三菱商事との資本関係がなくなるのもネガティブに捉えられそうです。
POについては、貸借銘柄ですが即日売り禁となったので不参加の予定です。
仮条件が6.0%~9.8%ディスカウントとなっているためかなりのディスカウント率となることが期待されますが、ディスカウント率が大きい=不人気でもあるため、過去の結果を見る限りは必ずしも有利であるとは言えないようです。
 
  
  
  
  
コメント
地獄でしたね。
>>ボストンさん
思っていた以上に悪かったです。