2021年2月19日、東証マザーズ上場ラクス (3923)が「株式の売出し」と「東京証券取引所市場第一部への上場市場変更承認」を発表しました。
ラクスは、国内外で620万株の売出し及び93万株のオーバーアロットメントによる売出しを実施します。2月19日の終値で計算すると、金額にして117億円規模の売出しです。主幹事はみずほ証券です。売出価格等決定日は3月2日(火)から3月4日(木)までのいずれかの日を予定しています。
売出人は、松嶋 祥文(取締)、中村 崇則(社長)、公手 真之、野島 俊宏、小川 典嗣、株式会社 Kips、ノジックス株式会社、八幡 恭輔、浅野 史彦、松岡 宏治、宮内 貴宏、吉田 雅行です。
なお、ラクスは、3月11日をもちまして、上場市場が東京証券取引所マザーズ市場から、東京証券取引所市場第一部へ市場変更されることとなりました。
3月2日追記
ラクスの売出価格は1株当たり1,794円 (割引率3.03%)、受渡日は3月11日(木)に決まりました。
620万株の売出し株のうち、306万株が海外募集となっています。
公募・売出し(PO)情報
銘柄名 | ラクス |
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コード番号 | 3923 |
上場市場 | 東証マザーズ⇒東証1部 |
新株発行 | 0株 |
売出 | 6,207,800株 |
国内 | 3,139,000株 |
OA売出 | 931,100株 |
合計 | 7,138,900株 |
希薄化 | 0.0% |
売出株数の割合 | 3.9% |
仮条件 | 3.0% ~ 5.0% ディスカウント |
売出価格決定日 | 3月2日(火)~3月4日(木)のいずれかの日に決定 |
条件決定日 | 3月2日(火) |
売出価格(ディスカウント率 ) | 1,794円(3.03%) |
受渡予定日 | 3月11日(木) |
受渡日 | 3月11日(木) |
受渡日始値(売出価格比) | 1,894円(+5.6%) |
売出人及び売出株数 | 松嶋 祥文 2,500,000株 |
中村 崇則 1,568,800株 | |
公手 真之 800,000株 | |
野島 俊宏 400,000株 | |
他 |
幹事
証券会社名 | |
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主幹事 | みずほ証券 |
引受人 | 野村證券 |
引受人 | いちよし証券 |
引受人 | 大和証券 |
※マネックス証券からもお申し込みできます。(2月22日追記)
企業情報
事業内容 | クラウドとIT人材派遣 |
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信用/貸借 | 貸借 |
株主優待 | なし |
投資指標
2021年2月19日時点
株価 | 1,650円 |
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時価総額 | 2,990億円 |
PER | 109.93倍 |
PBR | 43.16倍 |
配当利回り | 0.10% |
ラクスのPO評価(管理人の参加について)
ラクスが株式の売出しを発表しました。株式需給の悪化が懸念されますが、売出株数は少ないです。
東証1部への昇格は好感されそうです。
POについては、大型の貸借銘柄なので参加予定です。
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